星の塔を守るシャッフェンスターと星の塔を奪還しようとする抵抗軍の争いは激化の一途を辿っていた。

総司令不在で劣勢に立たされる抵抗軍の元に現れたのは、女神の啓示を求めて星の塔を目指す啓示者。


なんとしても星の塔へ行きたい啓示者、なんとしても星の塔を取り戻したい抵抗軍。両者の思惑は一致。

啓示者の活躍により、魔族の強襲も軽く撃退に成功。そんな折、ついに総司令が駐屯地に帰還する。


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抵抗軍の司令官はまだ青二才と言ってもいいくらいの若造だった。あまり実力者には見えないが。

しかもリディア・シャッフェンが有事の為に備えておいた秘宝も適当な地面に埋めてこい、という。


怪しい。怪しすぎるぞこの男。だがもし、魔族の手下なら抵抗軍を結成する意味はない。

いや、現団長の不満分子を纏めて塔外へ連れ出し、一網打尽にする作戦だ。きっとそうに違いない。


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だが、猜疑心を顕にすれば奴も警戒するだろう。ここはとりあえず言われた通りにするしかない。

この宝珠は人間に化けた魔族を暴く真実を見通す力を持つ。あ、じゃあバイルは魔族ではないな。


見せても変身は解けなかった。だが、邪悪な人間説は残る。魔族のシンパなんてごまんと居るからな。

バイルいわく、宝珠を埋めた場所を敵が通れば正体を暴けるという。は、そんな都合よく行く訳・・・


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あったな。明らかに掘り返した跡のある地面に乗るなよ。本当に、魔族ってバカなんだなぁ・・・。

目の前に腐敗の柱が立ってても普通に突っ込んできてボコられてるくらいには頭が悪いしな。


地中に真実の宝珠を隠し、通りがかった魔族の変装を暴くというバイルの目論見は見事に奏功した。

相変わらず若干卑怯くさい気もしないでもないが、士気を削ぎ、内部分裂を促す効果は抜群だ。


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そしてすかさず勧誘に回る抵抗軍。内心、やられっぱなしの魔族も歯噛みしていることだろう。

レキシファーなら、人間共がガチで小癪スギィ! 位はツ○ッターに連投しているかも知れない。


ふはは、魔族なんぞ所詮は暴力に訴えるしか能のない、ちょっとデカイだけの下等なサルよ。

脆弱で卑小な存在だと見下しきった人間にコケにされまくって、さぞかし顔真っ赤だろう。良き哉。


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バリンウェル86水域も人間様の大勝利で幕を閉じたので、次はいよいよ星の塔の前庭、87水域。

最悪敵が精鋭ぞろいでも一人で何とかなる。だがあえてやらなくて良い苦労をするのは面白くない。


毎回、ミエミエの罠にあっさりハマるような間抜け共ばかりが相手ならこっちも楽なんだが。

星の塔の目の前だけに争いは熾烈を極めるだろう。こっちも一致団結して総力を結集しなくては。


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餌がないと嘆くハンターのオルトさん。ペットの餌くらい、自分で用意するべきだと思うのだが。

というかソイツ肉食獣なら普通にリトリーヴしてこい。ペットがイライラしてて目が離せない?


・・・一応確認するが、本当にハンターか? ペットを制御できないハンターなんて居るわけが。 

しかも少し空腹な位で自制が利かないとか。甘えるなよ、うちの子なんて食事は3年で1度きりだぞ。


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ペットの餌どころか、水すら持ってきてないオルトさん。言いたくないが完全にお荷物である。

しかしハンターギルドの厚意を無下にすれば、今度は星の塔とハンターギルドで軋轢を生じる。


もちろん、オルトが本物のハンターだったらの話だ。しかし、今はそれを確かめるすべもない。

くっ、忌々しいが仕方ない。せめて大人しくしてるよう、食糧と水を与えておこう。・・・動物か。


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協力を仰ぐのは良い。世界の一大事だからな。だが、誰でも良いというわけには行かないだろう。

せっかくの助力には感謝するとして、オルトさんに関しては帰ってもらった方が良いと思うのだが。


敵は対面ばかりだけではない。時には背後から撃たれぬよう、仲間にも注意を怠ってはいけない。

ホバさん、お前の言葉はいつだって正しかったよ。ここ(この世界)では誰も信じてはならぬ。