毒の罠に苦しめられた星の塔4階の攻略も大方済んで、後はMAPを埋め終わったら次のフロアだ。

先を急ぎたいが、一度通過してしまうとまた来るのは二度手間だからな、仕方ない仕方ない。


焦った所で先も長いし、もう自分で歩くのもだるいので常時テンプルちゃんにオベイしている。

戦闘力も上がって一石二鳥だが、乗ったまま会話は出来ない。痒い所に手が届かない不親切な設計だ。


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向こうから話しかけてくれる分には問題ないのだが。今マップ埋めてるんだからちょっとまって。

・・・その声は。貴様か。抵抗軍の補給物資をことごとく駄目にしてくれやがったへニカ長老だな。


お前のせいで副官のテイラーさんに凄く恨みがましい目で見られたんだからな。どうしてくれる。

特殊な業界では女性に睨まれるのはご褒美だが、そういう趣味はないので謝罪を賠償を要求する。


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ククク、愚か者め。たかが人間風情、それも老いぼれが余に敵うとでも思っているのか。片腹痛いわ。

そんなに死にたいのなら、少しだけ遊んでやろう。サラミオンよ、死なない程度にいたぶってやれ。


サラミオンは優しい性格でな、攻撃よりも回復の方が得意という、珍しい防御型の悪魔ではある。

だが貴様の遊び相手には十分だろう。火炎の悪魔が放つ地獄の業火に包まれて息絶えるが良い。


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このままヘニカを殺されてはイニシアチブを失いかねないと危惧したのか、横槍を入れるバイル。

なんかセリフが熱血系の主人公っぽいな。そうだ、ここではバイルたちが主役だった。自重せねば。


あんなに威勢の良いセリフを吐いた直後に、背を向けて逃げ出したへニカの捕縛は任せるとしよう。

じゃ、その間に周りの魔族でも駆逐しておこう。別に走って追いかけるのが億劫なわけではないが。


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魔族を粗方始末してバイルたちを追うと、一体何をされたのか、囚われのヘニカは既に壊れていた。

おいおい、やりすぎだぞ。これでヘニカが美少女だったら、薄い本が大量生産されている所だ。


実際は小憎たらしい初老の男だからな。死んでも構わないくらいの拷問にでも掛けたのだろう。

バイルに軽く注意を促すと、ボク知らない、最初から壊れてたモン、と来た。子供の言い訳か。


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次の階層は12階。12階か。1階から4階でも相当しんどかったのに、今度は軽くその倍だ。死ぬ。

ああーどうしたんだ同志諸君、怪我をしているじゃないかーこれは治療が必要だな~(棒読み


安心しろ、余は錬金術師だ。どんな瀕死でも元気になるお薬で一発よ。まぁ、今は作れないがな。

12階に行くのは遅くなるが、なに困った時はお互い様だ。材料でも集めてこよう。それまで死ぬなよ。


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病状を確かめようと、とりあえずマウントを取って膝で腹部を圧迫すると、自力で頭を起こした。

ふむ、意識明瞭。構語障害なし。外傷なし。内臓損傷なし。よし、まだまだ余力は残ってそうだな。


なら多少時間がかかっても問題あるまい。もちろん可及的速やかに任務を実行する所存だが。

これが終わったら地獄の階段昇りが待っているのだ。少し位肚を決める時間があっても良いだろう。


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治療薬の材料がほしいと言う話だったが、ナステという魔族を倒すと薬の現物がドロップした。

何故、こういう時に限って要領よく問題が解決するのだ。見えざる女神の意思を感じるぞ・・・!


規定数を集めて持っていったら、必要な材料が足りずに二度手間なのがいつものパターンだろうが。

女神の加護が、これほどまでに強力とは。やはり人の身で神的存在と張り合うのは荒唐無稽なのか。


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材料を取ってきてと言ったら薬が出てきた事に戸惑う医務員。さすが啓示者様! してもいいのよ。

しかしどちらかというと賛美よりも不審な目で見られている気がする。いや確かに都合良すぎだけど。


正しき者を助けよ、という曖昧な啓示がもたらした結果というのなら、恐るべき女神の権能である。

バッチリ解決した所で次は一気に12階だ。もうさ、一回外に出て、塔ごと爆破すればいいと思う。