21階中の20階。星の塔編もクライマックスだ。そろそろ話の展開的に盛り上がって欲しいのだが。

ここまで来ても相変わらず保護装置を無力化するだけのお仕事。いや分かるよ、攻撃側が大変なのは。


しかし黙々と保護装置を解除して着々と歩を進める抵抗軍に対し、何の反応も示さないイグナス側。

罠かもしれないが、突き進むのみよ。バイル達はともかく、啓示者だけは何があっても大丈夫だし。


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会いたくて会いたくて震えながら相手の名を叫んで走り出す、恋する乙女状態のバイルくん。

吐き気をもよおすほどの邪気にも耐え、ようやく相手のツラが拝める所までやってきたのだ。


普通に考えたらそんな無防備に突撃するのは自殺行為だが、感極まってしまったものは仕方がない。

それに醒めた目線で言えばまだ21階があるのだ。ここで直接対決になる可能性はゼロと言っていい。


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思ったより武闘派イケメンなイグナス団長。やはり額に矢じりが付いている。リーダーの証か何か?

持っているボウガンにも華やかなカラーリングが施されている。バイルの無骨な木片とは天地の差。


イグナスは尊大な態度でバイルたちを挑発すると、魔法使いのようにまたたく間に消えてしまった。

何の意味があったのか考えてみたが、ハッタリ以外の意味は無さそうだ。相当焦っているようだな。


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だが間近で見たイグナスからは、何か常人離れした凄まじいオーラが全身から溢れ出していた。

強者の余裕が微塵も感じられない小物だからといって、実力を過小評価する判断材料にはなりえない。


プベタのように魔王の力を手に入れたとしても、脆弱な人の身でどれほどの効果があるのかは疑問だ。

とはいえ啓示者のような人並み外れた強靭な心身、もしくは人ならざる肉体を得た可能性は否めない。


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イグナス側にしてみれば最後の砦となった、長老セザリス。遭遇した時には既に人を捨てていた。

恐らくは元人間だったのだろう。それが今や、苦痛とも歓喜とも知れぬ呻き声を上げ続ける化け物だ。


シェイプシフティングでもライカンスロピーでもない、化け物への変貌。これは、進化の秘法

己の意思か、それともイグナスによる強制か。人を捨てるってことは、そういうことでいいんだな。


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倒したら名前がトランプラーだった。元から魔族が人間になりすまして長老をやっていたらしい。

という事は、恐ろしい想像だが、前団長の時代さえ魔族にかなり侵食されていたのかも知れない。


そう考えると、もはや誰が真っ当な人間かなんて保証はない。そう、バイルですら信用ならない。

蓋を開ければ、星の塔を舞台にした魔族同士の権力争いだった、なんて事になったら啓示者失格だぞ。


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いやよく考えたら、啓示さえ手に入るのなら正直誰が星の塔の主かなんてどうでも良かったな。

啓示者ってのは単なる女神の使いっぱであって、利害が一致すれば魔族と手を組むことも厭わない。


バイルが怪しいとしても、今はまだ灰色。対してイグナスは完全に真っ黒。今の所、問題はない。

経験値もくれるし。クエの切れ目が縁の切れ目よ。後で敵対した場合、無論一切の容赦は無い。


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それまでは半分イカれた装置の相手だろうが何だろうが粉骨砕身でご奉仕する所存でございます。

何故か、過負荷を与えてぶち壊すってやり方が好きなヤツが多いが、コレ、相当やばい装置なんだが。


都合よく壊れなかったら、折角ここまでたどり着いた抵抗軍は無敵の啓示者を除いて全滅している。

多分そこまで考えてないな。弓手は総じて知能が低い。うちのらっきーやりぐれっとが良い例だ。


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膨大な人命を奪い去った凶悪な装置を破壊し、いよいよイグナスとの最終決戦を残すのみとなった。

すべての手駒を失ったイグナスに、もはや逆転の目はない。羽でも生やして逃げるしかないだろう。


だがああいう頭の悪い威嚇をするタイプは、力量差すら見極められずに歯向かってくる可能性が高い。

バカみたいに高い塔を登らされた代償を存分に払わせてくれるわ・・・! あっ、もちろん啓示もね?