疑問を解消したいと思うのは、当然の心理だろう。しかし常に答えが用意されているとは限らない。

女神は母親ではない。己の力で解に至る断片を拾い集め、つなぎ合わせて真実を紡がねばならぬ。


だが、薄々感じてはいる。この水域は単に面倒な水草と厄介な魔族が湧いてるだけでしかないと。

重要なピースが眠っているとは到底思えないが・・・メインクエである以上、何かはあるはずだ。


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こんな危険極まりない水域で旅の方ですか、とは。呑気か。というかレイカー少年は名前なのか?

英語と決めつけるのは早計だが、固有名詞でないとすると淡水魚・・・まさかの人型擬態か?


正体が魔族であれば、この落ち着きようにも合点がいくというもの。おのれ、その手は食わんぞ。

こっちはしょっちゅう変化して騙してるからな。悪知恵なら天下一の啓示者を欺けると思うなよ。


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なんてことはなく普通に呑気なだけだった。人類、滅んでないのが不思議なほど危機感が足りない。

水草なんぞ処理してる場合ではないが、除雪作業と同じで一度サボると後で手の施しようがなくなる。


しかし平然と歩きまわっているあたり、あまりモンスターを脅威に感じていないのかもしれない。

わりかし大人しいからな、この辺のMOBは。となると足に絡む水草のほうが優先になるのも道理。


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本来の役割を知らないのか、単なる水草の処理装置として酷使される水盤。コーヒーミル扱いか。

しかも早速お見せしましょう、と自信満々に言い放った直後に動力が足りないとか言い出す始末。


うむ、どうやら足りないのは動力源だけではないようだ。この子は少しポンコツなのかもしれない。

水草の処理は賽の河原でしか無い事を考えると、このくらい頭が弱い方が都合がいいのだろう。


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レイカー少年だけでなく、レイカーリーダーが居るらしい。これがモンスターなら種族名なんだが。

どうやら湖の管理人をレイカーと呼称するようだ。そして、戦闘ができるのは何とリーダーだけ。


という事は、この少年は戦闘もできないのに水草処理に奔走している事になる。無謀過ぎるだろ。

部下は上司を選べないとはいえ、またメケンや遺物男みたいな無茶振りするやつじゃないだろうな。


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唯一、師匠と呼べる人物から戦闘訓練を受けたというレイカーリーダーは、まさかの女性。

600年という月日を一瞬で灰燼に帰した神樹の日が、どれほど恐ろしかったのかを物語っている。


沢山の命が失われたのだろう。それでも生き残ったからには、使命を全うしなくてはいけない。

押し寄せる魔族を相手に、たった一人で戦い抜く覚悟を決めた彼女。メケン等とは役者が違う。


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自然に手伝う流れ。いや、別に手伝うギリはないんだが。まぁ仕方ない。ここは城壁にも近い。

少しくらいご褒美があっても良いだろう。だが、睡眠薬入とはいえ餌付けするのはどうなのか。


どうせなら毒でも盛っておけば良いものを。いやだめか。レイカー少年が食べでもしたら大変だ。

というか、その毒矢を作る暇さえなかったのか。そりゃ確かに眠らせて時間稼ぎするしかないな。


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グッドモーニング、間抜けなクルミスくん。折角起きた所を恐縮だが、もう一度眠ってくれたまえ。

今度は永遠にな。餌付けまでされて腑抜けたモンスターに遅れを取るわけもなく、普通に撃破。


結局、水域を開放して回るだけで特に進展はなかったな。今後の伏線になる可能性も低そうだし。

というか、もう水草と魔族を始末した記憶しか残ってない。それでいいのか、メインクエスト。


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まぁ、これだけクエストをこなせば経験値が大量に入って・・・ないな。1Lvしか上がってないぞ。

ま、まだあわてるような時間じゃない。まだメインクエストは城壁もファリアスも残っている。


全てのクエストが終わる頃には流石にクラスレベル31にはなっているだろう・・・多分。

次は外城壁か。未だに終着点は見えないが、少しずつ物語の核心へと近づいている気はする。