ケドラ商団という団体がいる。女神の支持団体である彼らは装備をくれたりするパトロン的存在だ。

今でこそ街中でジェムの交換をしていたりしている身近な存在だが、信用がおけるかどうかは別問題。


その全容は謎に包まれている。それに商売人である以上、クリーンな団体であるとも言い切れない。

様々な場所で出てくるケドラ商団の中でも、印象的なのはアレンビックの洞窟に居たアルタだろう。


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こんな危険な場所に一人で佇むケドラ商団員がいれば、それはほぼ間違いなく厄介事を抱えている。

外城壁の残骸の収集に、と連れてきた助っ人がまともに働かないことに腹を立てているタダス。


人の上に立つ上で大事なのは、適材を適所に配置する能力、そしてそれらを上手く動かす指揮力。

不平不満を言うのは時間の無駄だ。お前も金もらって仕事してるのなら責任持ってちゃんとやれ。


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というわけで絶賛喧嘩中(原因不明)のバーバリアン・ボルケさんとケドラ商団員・ニルギさん。

新しい協力者が来たからお前らクビだと宣告した途端に働き出す二人。分かりやすくて宜しい。


モンスターから黄色い破片を100個集めてこいと言われたんだが、二人が勝手に集めてくれる。

二人っていうか、78個中74個はニルギさんの手柄だが。そりゃ剣で斬りかかる前に弓で倒せばな。


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やっと真面目に働く気になったかと思えば、再び口喧嘩を始める二人。こいつらはもう駄目だ。

水と油。もう二人とも良い年した大人なんだから、少しくらい感情を抑えられなくてはいけない。


黙って聞いているタダスの目は既に光を失っているが、啓示者の存在で辛うじて正気を保っている。

ボルケは一人なら充分に役に立つ。ニルギは神経質だが、その位で丁度いい、とフォローしておく。


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精神衛生上、二人の存在は忘れることにしたようだ。商団員としての本分を全うしようとしている。

ああ、仕事って大変だなぁ。この時代に企業コンプライアンスなんて概念は存在しないだろうし。


下手したら死ぬかもしれないような危険な場所に意思の疎通すら困難な護衛を使わざるを得ない苦悩。

しっぽを巻いて逃げ出すか、発狂していてもおかしくはない。これも立派な人助け、なのだろうか。


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礎石とは文字通り、建物の土台となる石のことだ。それが城壁の上にあるなんてあり得ない話だ。

しかし現に存在する事を考えると、神樹の暴走は城壁を土台からひっくり返した、という事になる。


にも拘わらず、城壁の大部分は崩壊せず、4年を経た今もほぼ現状を維持している。これは凄い事だ。

しかもこれを作ったのはケドラ商団だという。へぇー。興味深い話だが、何だか妙に饒舌だな。


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ところで、あのやかましい二人の姿が見えないが。タダスに行方を訪ねても何故か言葉を濁すばかり。

普段は何事にも動じない啓示者だが、この時ばかりは久々にゾッとした。あの、タダスさん?


い、いや、やめておこう。別に二人が何処へ行こうと勝手じゃないか。僕は何も聞かなかった。

世の中、知らないほうが良いこともあるし、滅多なことを考えるのも悪い癖だ。改めなくては。


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さて、お仕事お仕事。今度は城壁に絡みついた木の調査だ。下手に排除すると崩れるかもしれない。

燃やしてしまえば早いだろうが、城壁が崩壊してしまう位なら現状を維持した方がまだ良いだろう。


ただ気になるのが、ケドラ商団とて金を稼ぐだけが目的ではないはずだ。この調査は何か意味がある。

希少な素材が使われているからといって、先達が作り上げた城壁をバラ売りするとは考えにくい。


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末端団員のタダスは、ただ盲目的に上層部の言う事に従っているだけだ。フェイクかも知れないが。

いや、本気で修復のための調査であればもう少しマシな人選があったはず。疑う余地は無さそうだ。


何にせよ、王国全土で幅広く活動しているのに、商団のトップどころか本拠地さえわからない。

マナハースには商団員が沢山いたが、あんな野営地が本拠地とは考えにくいし。謎の組織だな。