姿を隠した森の女神メデイナの痕跡を追う内に、やはり同じくメデイナを追う魔将と遭遇した。

4年前は知らんが、今やファリアス森も魔将が我が物顔で徘徊するほど危険な場所と化している。


未だに見つかっていない所を見ると、あえてメデイナの所在を探し当てない方が良いかも知れない。

だが、どうしても主に会いたいというクポルの熱意に負けたよ。まぁ熱意というか、EXPカードだが。


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実際に捜索していたのは魔将だが、その命令を下した魔王に事の次第が伝わるのも時間の問題。

魔将すら退ける脅威がある、となれば向こうも本気を出さざるを得ないだろう。完全にやぶ蛇だ。


メデイナにバレたら怒られると思ったのか、会いに行くのを諦め、助っ人召喚でワンチャン狙い。

初めてクポルを目にした時は天使かと思ったが、今はもう羽が生えただけの人間にしか見えない。


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森の中部捜索担当のクポル・イローナ。魔王の存在を大変の一言で済ませる辺り、育ちが違うな。

ネリンガもライマの眷属にふさわしい不思議ちゃんキャラだったし、主君の影響が大きいのだろう。


さて、当の女神はこの中部の何処かに潜んでいるはずだ。カルタスごときに遅れを取る訳にはいかぬ。

運命と予知の女神の加護を持つ啓示者から逃れられる存在など無い。草の根を分けても探し出す。


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理想を言えば魔族にバレずに女神に会いたかったが、これだけ派手に暴れといて今更それは出来ない。

啓示者は逃げも隠れもしない。力づくでやりたい放題だ。ここまでやったら、もはや女神は関係ない。


あえて啓示者が派手に暴れることで、魔族の目を女神から逸らすという作戦ならそれで良いのだが。

敵の注目を集めつつ女神の居場所を暴こうとしてるのだから、むしろ利敵行為としか言いようがない。


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ヒントを追ってようやくイローナもメデイナの幻影と対面。4年ぶりの言葉は、わずかに非難が滲む。

しかしメデイナにしてみれば、これほど頭の悪い来訪者をどうすればいいか途方に暮れた事だろう。


傷を癒やす助けが欲しいのは事実だが、魔族と渡り合える程度に回復するまで迂闊な事は出来ない。

だが魔将をぶっ殺され、結界もぶっ壊された魔王が黙っているはずがない。つまり、ガチでヤバい。


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幸いにも啓示者が北部で種を入手している。アレさえ手に入ればまだなんとかなるかも知れない。

それに考えなしのバカとはいえ、魔将さえも一蹴する啓示者の強さは何かしら役に立つだろう。


上手く行けば女神としての本来の力を取り戻し、魔族の包囲網を突破することも不可能ではない。

だが下手すると不完全なまま魔王と激突するという最悪の結果になる。こうなったら時間との勝負だ。


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もはや七面倒な謎解きなんかやってる場合ではない。ホタルを使って最短で二人をおびき寄せる。

さすがのアホ二人組も、モンスターをゾロゾロ連れてきたりはすまい。・・・多分。そう信じよう。


しかし今は一刻一秒を争う事態だというのに、のんびりくっちゃべってて一向に動きやしない。

何なのこの子たち。4年も隠れてたのよ。その努力がこんな事で水泡に帰すとかマジ勘弁なのよ。


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ホタルを使って急かしたら、しれっと呼び捨てにされた。イローナ、あなた覚えてなさいよ。

いや、お説教はあとだ。とにかく早く種を持ってきてほしい。傷より精神的な疲労で死にそう。


脱出するったって、魔王からそう簡単に逃げ出せるんならこんな苦労はしてないって話よね。

つか分かってんならさっさと来いや。まず女神の力を取り戻さないと逃げる時間すら無いわ。


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やっと来た・・・。正直来ないで欲しいと思っていたが、今、自由に使える手駒はこのアホ二人だけ。

この二人を使って包囲網を脱出し、更に追手の来ない安全な場所へと避難する。何という無理ゲー。


いくら嘆いても現実は変わらない。姉妹が予知した不吉な未来は、この上なく正しかったらしい。

だが、今更後悔しても遅い。どれだけ不利であろうとも、配られたカードで勝負するしか無いのだ。