黄金に輝く縦長の瞳孔。ともすれば爬虫類のような双眸だが、その眼差しには慈愛が満ちている。

それが森の女神メデイナに対する、偽らざる第一印象だ。そして、それはやはり間違いはなかった。


やらかした感満載のクポルと啓示者のドッタンバッタン大騒ぎ☆ も謎の寛大さで許してくれたし。

とりあえず、この種をメデイナに食わせれば万事解決だ。魔王の追手も蹴散らしてくれるはず。


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この感じ・・・メデイナか・・・! 突如膨れ上がった気配をすかさずキャッチするストーカー。

常に愛犬のクビを極めているため虐待を疑われているが、これは魔族式の愛情表現なので問題ない。


ここまで見事に隠れ続けていたようだが、やはり逃げられないように結界を張った甲斐があったな。

まぁ、それはさっき破られたので特に関係はないのだが。もうそこまで状態を回復したというのか。


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種の力で大幅に回復したのは良いが、女神オーラがみなぎりすぎてカルタスに居場所モロバレしたわ。

正直、そこまで考えてなかった。いくら啓示者が化物じみた強さでも、魔王と戦うのは厳しいだろう。


ただどこに逃げても、執念深いカルタスはこの女神オーラを嗅ぎつけるに違いない。変態紳士め。

まあいい。種を奪われるのは流石に不味いので、代わりに用意したこの小枝に騙されてくれれば。


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チョロい。ここまで見事に掛かると、思わず笑みが零れそうになる。だ、駄目だ、まだ笑うな・・・!

この様子だとクポルと啓示者にも気づいていないし。これからは魔王チョロカスと名乗るが良い。


さて、この後は出たとこ勝負だ。魔王が得意であろうガチバトルに持ち込んだ所で勝ち目はない。

ならば頭を使えばいい。目的もイマイチ不明だし、展開次第で上手く切り抜けられるかも知れない。


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というのは甘かった。問答無用で拉致される。まぁ、そうね。何年も探し続けるほど執着してたしね。

オレの所に来い、なんて。やだ、これってプロポーズ?(ドキドキ) あ、でもコイツ変態だったわ。


根城に連れ込もうなんてあんな事やこんな事をするつもりでしょう。エロ同人みたいに。いやらしい。

でも大丈夫、だってTOSは良い子も楽しめる全年齢対象だから。まぁ、一部のクエは不適切だけど。


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せっかく女神が魔王から隠してくれたが、流石に拉致されるのは黙って見ていられなかったらしい。

叫んで飛び出すくらいまでは想定内だが、これが護衛クエだとしたらこの配置は鬼過ぎるんだが。


しかも完全に棒立ち。また女神と離れ離れになってて呆然となるのは分かるが、時と場合考えて?

仕方なくエヴォケーションで一緒に爆破した。やはり微動だにしない。相当ショックだったようだ。


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敵を始末すると、ようやく我に返ったらしい。困るんだよね、そういうスタンドプレーされると。

考えなしに飛び出してくれたせいでこっちも危なかった。これはもう詫びEXPカードが必要だな。


って、聞いてる? なんか随分遠い目をしてるけど。森の南部から微かにメデイナの気配がする?

何故分かるのか知らんが、遠くに拉致されたと思っていたら、存外近い場所に転移したんだな。


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突然現れた黒髪のクポルに状況を2行で説明すると、舌の根も乾かぬ内にスタンドプレー再開。

あっという間に飛び去ってしまった。はぁ。クポルの辞書に反省とか自戒という言葉はないのか。


一人目のクポルは観察力なし。二人目のクポルは考えなし。さて、三人目のクポルはどうだろう。

こいつもアホなら、管理責任のあるメデイナさんから詫びEXPカードを頂くしかありませんねぇ。


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ユリアさんは流石に慌てて追いかけるような真似をしない時点で賢く見える。ごく当然のことなのに。

まぁ、心配ない。女神の痕跡探してずっとこの森に居たわけだし、一人じゃ危険だなんて今更な話だ。


それに直接的な描写はないが、各所で魔族と対抗しているのでクポルだってそれなりに強いはず。

残念ながら頭は弱いが。飛びやすいように軽量化してきた結果、頭が軽くなってしまったのだろう。