軽い気持ちで引き受けた怪物退治の仕事は、予想以上に厳しいものだった。

別に田舎の小さな村が怪物に滅ぼされた所で痛くも痒くもない。だが、本当にそれでいいのか。


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カタリナさんたちが逃げ出したことで、ニーナが次の生贄に選ばれたというのは本当らしい。

くっ・・・今すぐ助けに行きたい所だけど、返り討ちに合うだけだわ。何か、攻略の糸口が欲しい。


キドラントの人間からすると怪物に生贄を捧げるのは規定事項のようで、退治なんて絵空事。

仕方ない、野盗でレベル上げ・・・はもう出来ないんだったか。魔王殿まで行くのは遠いなぁ。


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キドラントからすぐ南の街、ツヴァイクには西の森が隣接していた。ここで少し修行に励むとしよう。

ついでに天才とやらに会うのもいい。何の天才か知らないけど、凄い技とか伝授してくれないかな。


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天才というからにはいかにも気難しいイメージだったけど、意外にも軽いノリのおば・・・お姉さん。

屋敷だけは立派だけど、こんな薄気味悪い森に一人で住んでるって・・・なんて寂しいんでしょう。


いいえ、これはマスカレイドを見つけることが出来なかったカタリナさんの未来図そのもの。

いつかきっと何とかなる、なんて決して楽観視してはいけない。動かなければ運命は変わらない。


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カタリナさんにしてみれば戦慄を禁じえない教授の生活だけど、本人は意外と楽しそうだ。

それを醒めた目で眺めながら、人間、こうなったらオシマイね。と思うカタリナさんだった。


はっきり言って受難しか無い人生を送ってきたカタリナさんからすれば、別次元の生き物のようだ。

いやもちろん、この教授も類稀なる不運の持ち主で、既に心が壊れちゃってるのかも知れないが。


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まともに相手していると頭がおかしくなる。まるで今がおかしくないような口ぶりだけど。

一刻も早くニーナさんを助けるために強くならなくてはいけない。奇人変人に関わってる暇はない。


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先を急ぐカタリナさんを呼び止め、気になることをつぶやく教授。アルジャーノン、って何?

あの怪物のこと、知ってるの。なんで知って・・・いや、この際そんな事はどうでもいい。


この教授、見た目と言動はおかしいけど、頭は天才だ。ひょっとしたら倒す術があるかもしれない。

とはいえ、普通に考えたら餌に毒を混ぜるくらいしか無いと思うのだけど。天才の答えは如何に。


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教授に渡されたのは、やはりスキルなどではなく何らかのアイテム。これは、いわゆる殺鼠剤だ。

まぁ、相手はネズミだしね。当然といえば当然だけど、あの数に対する効果には疑問符がつく。


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太鼓判を押す教授。信用に足る人物かどうかは怪しいが、嘘を吐くような自尊心の低い相手ではない。

それに何故か怪物のことを知り尽くしている節があるけど、今は余計な詮索をしている暇はない。


よし、とりあえず対抗策は手に入れた。さすがに猫いらずだけで一発コロリとは行かないだろうけど。

たかがネズミ風情が人間様をナメたらどうなるか、思い知らせてやるわ。頼むぞ、猫いらず!


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ガツガツと食事に夢中なネズミの群れ。既に中にいるはずのニーナの姿は見当たらない。まさか。

ちょっと、ほら、リベンジに来たわよ。こっちを見なさいあんた達・・・食べるのをやめなさい!  


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毎ターン猫いらずがダメージを与えてくれるのだけど、かなりダメージはしょっぱい。

ただ一箇所だけダメージが通らないところがあって、そこを叩くとクリティカルヒットっぽい。


のだけど、ダメージ表示が一瞬すぎてよく分からない。やっぱり全体攻撃を覚えてくるべきか。

なんとなく勘で攻撃してると、意外なほどあっさり撃破。ふぅ。ニーナさん、仇は取ったわ。


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恋人のポールと会わせてあげたかったけど、こうなってしまったものは仕方がないわ。

別に罪悪感とかはないけれど、せめて安らかに成仏できるよう、祈らせてちょうだい。


なんか後ろに気配を感じるけど、いやほんともう仇は討ったんで。やれることはやったんで。

やめて、取り憑かないで。悪気があったわけじゃないんです恨まないでくださいおねがいします。


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って、ニーナさん、生きてた? ああ、良かった。てっきり化け物の餌になったかと。

でも背後から音もなく近寄るのはやめてね。心臓に悪いから。化けて出てきたと思ったじゃない。


さて、一件落着ということで改めてあの村長にはたっぷりとご褒美を頂かないといけないわね。

んー。まぁ結局被害は殆どなかったわけだし、スマッシュ999回くらいで許してあげようかな。


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あっ、そういえば。化け物退治を成功させたら、充分な報酬をくれるって話だったのを忘れてたわ。

くっ、カネでごまかそうったってそうはいかないわ。正直ぶん殴るだけじゃ到底済ませられない。


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でも口が勝手に報酬を要求してしまった。いくら貰ったかわかんないけど、1万オーラムだって。

あれ・・・意外と太っ腹? うん。村長さんの誠意、受け取ったわ。今回の事は水に流しましょう。


1万オーラムも貰えるなんて予想外の収入だったわ。そうね、村長さんもある意味被害者だもの。

真の悪は・・・もちろんモンスターが存在するのが悪いのだけど。原因は予測がついている。


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アルジャーノン。怪物に名前を付けたと考えるより、元々名前があったと考えるのが自然だろう。

つまり唯一その名を知る教授が創造した怪物である可能性が高い。というか十中八九間違いない。


退治できたのは教授のおかげだが、同時に生贄という大量殺人事件を起こした張本人かもしれない。

でも、もう証拠がないからどうにも出来ない。また何やら企んでいるようだけど、要注意ね。