4つのアビスゲートを閉じ、全てが終わった。だがしかし、本当にこれで終わりにしていいのか。

何が何だか分からないが、このまま何事もなかったかのようにロアーヌに戻ることは出来ない。


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4番目のゲートはサラさんを飲み込んで消えた。エレンさんとトーマスさんはショックでしょう。

サラがさらわれた。などというくだらないギャグを考えているのはカタリナさんだけよねきっと。


天文学者のヨハンネスなら、何とかサラさんを助け出す方法を考えてくれると思ってきたのだけど。

この上、更に悪いニュースですって。四魔貴族を退けたカタリナさん達にもはや怖いものなんて無い。


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言ってることはよく分からないけど、要するにこれで終わりじゃないってことは分かったわ。

サラさんを助け出す手段は皆目検討もつかないまま、まだ何かやらなきゃいけないってことね。


いいわ、こうしていても始まらないし、とりあえず目の前の問題を片付けましょう。それで何?

ゲートを閉じたにもかかわらず、星の位置のズレが残っている? ということは、つまり?


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まだどこかにアビスへつながるゲートが残っているということ。暗闇の中に、僅かな光が見えた。

アビスへと続く一条の光。どうやらお釈迦様の蜘蛛の糸は完全に切れたわけではなかったようね。


人類にしてみれば、アビスの脅威から逃れられたわけではない、という意味では確かに悪い話だわ。

だけどゲートを通じて行き来が出来るんなら。こっちから乗り込んで皆殺しにするのも可能って事ね。


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そのゲートがどこにあるかは、流石のヨハンネスも予測が難しいらしい。ただ、砂漠より遥か東。

東の最果てとは一体どんな所かしら。西の最果ては巨大な滝だったから、垂直の絶壁だったりして。


見捨てられた地なんて、物騒な名前ね。生きて帰れるかどうかもわからない危険な旅になるわ。

でもこれがサラさんを助ける最後のチャンス。どのみちアビスゲートは閉じないといけないし。


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とはいえ、ノープランで前人未到の未開拓地へ乗り込めば、早晩、餓死や事故で命を落とす。

飯は食うのかとかLPが残ってれば死なないとかそういう話じゃないの。準備の問題よ。


東に関しては情報がなさすぎる。そもそも、ぽつんとゲートだけあっても辿り着くだけでも至難の業。

しかも何が待っているかも分からない上にどれだけ離れているかも不明。特に話す事はないわね。


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というか、ちゃっかり謎の少年が同行しているんだけど。この子はサラさんの何なの。運命共同体?

見た感じ、こっちの人間じゃないわね。いやアビス側って意味じゃなく、東側の人間ってことね。


危ない危ない、最近は下手な言動をするとすぐハラスメント扱いなのよ。アビハラする所だったわ。

そう考えると、サラさんと知り合った経緯とか身上話とか肝心な所は何も聞き出せないまま終了。


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一体何だったのか、あの時間は。とりあえず仕事してますアピールの中身ない会議レベルだったわ。

そんな無駄な時間でも過ぎてしまえばあとに残るのは疲労のみ。出発に向けてゆっくり休まないと。


少年の存在はいったん置いておきましょう。とにかく彼は宿命の子で、サラさんは身代わりになった。

だから助けに行くのは自然な流れ。でも貴方が来るとサラさんの献身が無意味になるんじゃないの。


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いつの間にか見知らぬ荒廃した大地に居た。あっ、これ明晰夢ってヤツね。夢魔の経験が生きたわ。

夢ってのはしばしば願望を映すものだけれど、殺風景ね。心が乾いてるって言いたいのかしら。


明晰夢ならある程度自分で夢の中身を変えることが出来るはず。やり方は分からないけど。

とりあえず周りを探索してみましょう。心境に変化があることで風景も変わるかも知れないし。


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短剣が落ちていたからマスカレイドかと思いきや、まるで寓話のような警告が記されていた。

大抵の昔話だとこういうのを軽視して最後は痛い目にあって良い教訓ですねハイおわり、だけど。


コレを記したのは王と呼ばれるランスの住人、つまり聖王だ。聖王自ら夢を使って警告している?

でも、他に手段がない以上、行くしか無い。もしかしてカタリナさん、潜在的にビビってるのかしら。


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そう考えた瞬間、視界は暗転。禍々しい姿をした魔族と、威厳のある骸骨・・・これが魔王か。

その魔王自らここに来い、と誘っている。周りの部下はアビス版の四魔貴族のようね。なるほど。


喧嘩を売ってきた相手の拳は粉々に砕くのがロアーヌ貴族の作法。罠だろうが何だろうが行くわ。

カタリナさんが死ぬのは、ミカエル様に失望された時とLPが0になった時と路銀が尽きた時だけよ。


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目が覚めて現実。600年前の魔王、300年前の聖王と同じく宿命を背負って生まれた少年とサラさん。

待って。これ、完全に主役食われてない? ここにきてカタリナさん、自分が脇役だと思い知る。


良いわ、べべべつに、世界を救うヒーローとかに憧れてたわけじゃないし? お貴族様ですから?

宮廷が舞台のラブロマンスが主な戦場よ。何故か怪物と切った張ったの大活劇演じちゃってるけど。


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少年が仲間になったことで新たな陣形、スペキュレイションを取得。攻撃力が上がるのね。

最後尾の二人の素早さが下がっちゃうのは難点だけど、速攻に適した人気の陣形でもある。


ただ別に攻撃力不足で困ってるわけでもないし、今のワールウィンドでも全く問題ないわ。

ちょっとお強いボスと戦う時は選択しても良いかも知れない。勝敗ってのは戦う前に決しているの。


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砂漠を抜けると、荒涼とした乾いた大河へ到着。ここ、夢に出てきた所だわ。流石に短剣はないけど。

代わりに砂の川へ降りる道を塞ぐ植物型モンスター。動かない所を見ると、これが門番ってわけね。


ただ砂漠を東に進むだけなら、確かに知ってさえいれば序盤でも簡単に足を踏み入れる事が出来る。

それをさせないための門番なら、それなりに強そうね。ま、良いわ。軽く分身剣でみじん切りよ。


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植物とは思えないほどのグロテスクさ。触手を伸ばして捕食しようとする様は正に化け物。

植物ですらこんな凶暴で貪欲でないと生きていけない。ここがいかに過酷な環境かを物語っている。


と言っても、所詮は植物。少々しぶといだけであっさり終わったわ。こんな所に生えるほうが悪い。

ああ、でも砂漠の植物って貴重だったかしら? いざという時の水分として残しておくべきだったか。


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乾いた大河を超え、死の砂漠へと到達。死の砂漠とか言う割には野獣型のモンスターがウロウロ。

しかも日陰まであるし、ここに辿り着ける実力があればそれほど過酷な環境とは思えないけど。


まぁ、ここまでは割と順調ね。だけどアビスゲートらしきものは一向に見当たらない。休む所もない。

なるべく消耗を避けるため、戦闘は回避してきたけど、このままじゃいずれは力尽きてしまうわ。


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廃墟。うん、分かってた。まともな人里なんてあるわけないって。でも、今まで色々居たじゃない?

西の果てにはザリガニが居たし、北の果てには雪だるま、南の果てには妖精が。なら、東にもきっと。


ここには居なさそうだけど、ダメ元でちょっとお邪魔しちゃおうかしら。廃墟なら何も無いでしょ。

せめて休むスペースさえあれば、後はモンスターから何でもぶんどって生きていけるんだけどね。


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一歩足を踏み入れたら、そりゃもうモンスターの巣窟よ。そしてカタリナさんは招かれざる客。

左の奥に宝箱らしきものが見えたけど、速攻で引き返したわ。休みに来て消耗したんじゃ本末転倒。


人の気配はなかったけど、その分すごいお宝が眠ってそうね。場所だけ覚えといて、探索はまた今度。

だけど困った。砂の川を流されてきたから既に戻る手段は絶たれている。早くゲートを見つけないと。


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一面砂の世界から、ようやく緑をたたえた大地へと辿り着いた。これは砂漠を抜けたってことね。

長かった。あれを超えられるのは長い歴史でも相当なツワモノだけでしょう。カタリナさんのような。


でも安心するのはまだ早い。例え砂漠を抜けたと言っても、そこに安息の地があるわけでもない。

大自然の中では人間は食物連鎖の最下位に位置する。野宿なんかした日には喉笛を噛み切られるわ。


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草原をさらに東へ進むと、唐突に斑が現れた。人? 人が住んでる? 信じられない、こんな僻地に。

ザリガニ、雪だるま、妖精ときて、最後は普通の人間で締めるとか、裏をかくのがお好きなようね。


そういえば少年がこっちの人間だったわね。そりゃ人里の1つや2つあるわ。うっかり忘れてた。

まぁ、これで旅の拠点ができた。アビスゲートを探すのも廃墟を探索するのもコレで一安心だ。


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さっそく休憩しようとしたら、速攻で衣服にケチを付けられた。この格好はロアーヌ貴族御用達よ。

少なくともこっちの衣服よりは遥かに上等なのだけど。まあ、奇異に映るのは仕方がないわね。


カタリナさんは文明の進んだ西側の人間だから、いきなり相手の格好をディスったりはしないわ。

休ませてもらっておいてなんだけど、とても友好的にはなれないわね。早い所、御暇しましょう。