私の名前はイソレット。人生は有限だ。つまらないと思う事に時間を割くのは愚かな行為である。
しかし避けては通れぬ道もある。人は成長なくして生きてはいけない。生きるということは戦うことだ。

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1番目の課題をこなすため、クラドの街から一歩出た途端、最弱クラスのMOBに撲殺されたイソレット。
残った経験値を費やし、スキルのレベルアップを試みる。しかしこれで勝てるとは到底思えない。

もっと致命的な何かが足りない。勿論、経験もそうだが、圧倒的に知識が不足している。
腕を頼りにフィーリングで生きてきたイソレットさんだが、それが通じない以上、なにか手を講じる必要がある。


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メニューにガイドブックなる項目があり、様々な基本操作について説明書きがあった。
面倒でもまずはこれを習熟しなければいけない。0に近いHPが回復するまで時間はたっぷりある。


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装備・・・。そうか。最も基本にして重大なファクターを忘れていた。装備も買わないとなぁ。
序盤であれば店売り装備でもいいだろう。お金(seed)を貯め、強化を図らないと。


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レベルが上ったスキルを的確に使い、宝箱型MOBは余裕で始末できた。意外と行けるな。
じゃあ次はLv15のゼリッピに挑戦だ。これで勝てるようならしばらくはここを拠点にレベリングしよう。


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無理だった。可愛い顔して苛烈なモンスターだ。ここでレベリングするのは無理。
やはりネニャフルに帰還するしか無いか。ヘルプで得た知識から、世界地図を使ってワープ。


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座ったままでもワープができる。そしてなぜかまた制服に着替えている。
何か魔法的な強制力が働いているのか。しかし何故。あのエミールを講師にしたボケ老人の趣味か?


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思うに、いきなり課題を受けたのが間違いの元だったのだ。
まずは講義を受け、その試験として課題を受ける。これが正しい攻略順だったのだろう。

講義は本格的で、課題は1番目。ぱっと見で易しい方をミスリードさせられた。
エミールの巧みな話術にまんまと騙されたというわけだ。許せん。


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本格的な講義を受けると、経験値が沢山貰えるという。やっぱりね。
講義を受け、Lvを上げて課題に挑む。流石にあのレベル差で放り出されたらきついしね。


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さぁ楽しい楽しい授業の始まりだ。深く考えてはいけない。
一体自分は今何をしているのか、真剣に悩むことになるからだ。


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講義自体は自動で進む。特に何かを覚えるとか、問題が出るとかはない。
時折、小イベントが挟まりそれらも何パターンかあるようだ。


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友達イベントが発生しました。なんというか、もう気分は乙女ゲーである。
選択肢によって結果が左右されるわけではないだろうが、ここは見る一択だ。スキップしたら可哀想だし。
 

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何度か授業をこなし、授業終了。LP(ライフポイント?)がもう底をつきかけている。
意味は分からないが、これで経験値が貰えるのなら安いものだ。


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ヨダレ垂らして寝てたようだ。さすが脳筋キャラ。寝る子は育つというし。そもそも門外漢である。
熱心に勉強する必要はない。ここにいるのは単なるノリだ。深く考える必要はない。


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しかしエミール教授、第一印象は最悪だけど、大分態度も軟化してきたなぁ。
なんだかんだと講師としての仕事はこなしているし、なんとかやっていけそうだ。


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教養の次は体育。それを教えるのは、脳まで筋肉、脳筋の師匠ビーナット教授。
素晴らしいです、師匠。ぜひご教授賜りたい所ですが、残念ながら私のLPはほぼゼロです。さようなら。


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授業も終わり、放課後。街をぶらぶらしていると、道端に野良にゃんこが2匹。ちっちゃい。
そしてあざといくらい、かわいい。ドット絵の素晴らしさを伝える好例のようだ。


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ネニャフル学院には学生寮もある。なんとイソレットにも部屋があるらしい。凄いな。
全寮制かな。大陸中の才子を集める施設であればそれも当然かも知れない。


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ここが割り当てられた部屋。アンティークな雰囲気が非常に良い。
ハウジングとは違うだろうから、カスタマイズとかは無いのかな。このままでいいけど。


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奥の部屋はベッドルーム。ちょっとしたホテル並の厚遇だ。こんな学生生活を送ってみたい。
この寮でもいくつかクエストが受けられたので、せっかくだからこなしておこう。


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さっきの野良猫も観賞用ではなく、餌を上げるというクエ用のNPCだったらしい。
それにしても「~ろん」て。お前は某ブリリアントパークのマスコットか。どっちが先かは知らんが。


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寮の前にたむろってた二匹とは離れたところにいる黒猫にも餌を与えてみる。
人語を解する猫との会話にイラッとするイソレットさん。相手は畜生だというのに、意外と短気な一面も。


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ちょっとしたクエストでも、結構な経験値とお金がもらえる。
これでめぼしいクエもなくなってしまった。後は外でモンスターでも狩るとしよう。


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ネニャフルから南の門を抜け、歌う森へ。業績まとめというのはアチーブメントかな?
とりあえず適正狩場を見つけなければ。ワープを使わず地続きを歩いていけば丁度いい場所もあるだろう。


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ここは最弱ランクの狩場らしく、3桁ダメージを連発して一撃で屠っていく。素晴らしい。
これぐらい弱いと気分も爽快だが、多分ここは格下狩場だ。もう少し強い所を探さねば。


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メニューの一部が光って気になるのでクリックしてみると、ルーンの庭園に移動というコマンドがあった。
そういえば敵からルーン経験値も入ってくるんだよね。とりあえず行ってみるか。


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そこはキャラクターセレクト画面に似た、小さな島だった。妖精のようなNPCが3匹。
それと巨大な本を模したオブジェクトと、大きな宝箱がある。妖精はシュリエルと名乗った。


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キャラによってバリエーションは違うが、意外とイソレットさんも表情が豊か。
今回は新しい反応だ。理解不能な現象に遭遇したら、脳が考えるのをやめてしまうのだろう。


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ルーンポイントを貯めると、様々なパッシブスキルを習得できるようだ。
ステータスを伸ばすのは勿論、回復速度の増加等、特別な効果も有するルーンもある。


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いや、全然。分かったのは本でパッシブを覚えられるということと、宝箱が倉庫代わりと言う事だけだ。
肝心のルーンについては何も分からない。まぁ説明されても多分わからないけど。


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残りの2匹はコロボックルとノーム。彼らは種や肥料を売ってくれる。
種を植えると芽が出て、肥料は成長時間を短縮してくれる。育ちきったらアイテムが手に入るようだ。


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しばらくすると、夜光草が生えてきた。早速収穫しようと思ったが、マウスでつついても反応無し。
そういえば採集スキルが必要とか言ってたな。どうやって覚えるかは知らないけど。

大分この世界にも慣れてきたが、流石に11年続いたMMOだ。全てを理解するのには時間がかかる。
成長とは一足飛びに進むものではない。千里の道も一歩からだ。