見捨てられた地を越え、更に東へ向かうカタリナさんたち。しかし行けども行けども乾いた土地ばかり。

もうどこにも人の住める土地などないのか、と絶望しかかった所でようやく一つの村に辿り着いた。


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辿り着いた草原で遊牧民のようなテントで暮らす人々。一見平和なこの村も脅威に晒されている。

ゼルナム族だか何だか知らないけど、所詮は少数部族同士の縄張り争いでしょう。しょっぱい話ね。


ゲートが現れたからには少なからずアビスの影響があると思うのだけど、今の所、その兆候もない。

あわよくばアビスゲートの話が聞ければと思ったけど、言葉が通じるだけで話は通じなさそうね。


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あらあら。知らない人にそんなこと言っちゃダメよ。全身の皮を剥がされるかも知れないからね?

もしくは目、鼻、口、耳とありとあらゆる穴に砂漠の砂をたらふく詰め込まれちゃうかも知れないわ。


まったく、蛮族め。子供の教育くらいちゃんとしておきなさいよ。人を指差して笑うなんて最低ね。

それとも所変わればってやつで、とりあえず相手の格好をけなすのがよそ者に対する礼儀なのかしら。


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ここはムング族の村というのね。ありがとう、礼儀正しいお嬢さん。やっとこの村の名前を知ったわ。

急ぐ旅だけど、もしゼルナム族とかいう侵略者に襲われたら、カタリナさんも助太刀しなくはないわ。


袖すり合うも他生の縁ってね、一度でも関わり合いになった相手を無下にすることは出来ないものよ。

ここへ辿り着いたのもなにかの縁。アビスゲートの情報が手に入るまでは滞在する事になりそうだし。


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口さがない子供は致し方ないとして、それなりの年齢でもこの格好はかなり興味を引くらしいわ。

まぁ、そうよね。カタリナさん、ドレスだもの。この格好で死の砂漠を越えてきたって頭おかしいし。


でも仕方がないの。ミカエル様は長い髪がお好みなので、それに合わせてドレスを着るのは当然。

愛があればどんな格好でどこに行くのも何の苦はない。ただ面と向かって変と言われると傷つくわね。


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また新しい部族が出てきたわ。今度はネフト族という虫みたいな連中で、今は中立的な立場らしい。

言葉が通じない方がかえって平和かも知れないわね。言葉が通じるからこそ軋轢を生じる事もあるし。


ほら、カタリナさんは温厚だけど、もう一回変な格好言われたらその場で首を刎ねる自信あるわ。

別に東西友好の使者ってわけじゃないもの。死の砂漠越えに比べりゃ村人皆殺しなんぞ軽いモンよ。


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幸い、そんな血なまぐさい事件に発展することもなく、村の長っぽいおばあちゃんとご対面。

世間一般では34歳のウンディーネさんでさえBBA扱いなんだから、このお歳だと、もはや妖怪ね。


どう見ても余計な荷物を持たない遊牧民族っぽいし300年単位の死食の事なんて知らなさそうだけど。

占星術なら古今東西どこにでもある。それに書物はなくとも口伝で何かを握っているかも知れない。


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やはり何か心当たりがあるらしい。さすが妖怪。伊達に長生きしてないわ。って口には出さないけど。

こっちが頼む形になった手前、また面倒事を押し付けられる気配。まぁ良いわ。ここまで来たんだし。


協力を渋って右も左も分からない異国の地で孤立するのは得策じゃない。ここは素直に従いましょう。

手のひらで弄ばれてるようで癪だけど、情報を聞き出すまでの我慢。早くロアーヌに帰りたいし。


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西洋の術を調べたいと言って、トーマスさんが強制OUT。あらあら、おばあさまもお若いことで。

トーマスさんには悪いけど、こう見えてこの村の実力者らしいし、絶対に機嫌を損ねないでよ?


それにしても、ご指名がミカエル様じゃなくて良かったわ。色目なんか使った日には乱れ雪月花よ。

まぁ、ミカエル様はまとった雰囲気が高貴すぎて逆に恐れ多い気分になるものね。美しいって罪ね。


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トーマスさんでお楽しみする間、分かりやすい厄介払いをされるカタリナさん。仕方がないわ。

弟子には大事な役目を押し付けて、自分は若い男でお楽しみとは。こうはなりたくないものね。


ネフト族と言えば例の虫みたいな部族よね? 言葉が通じないって聞いたんだけど、大丈夫なの?

一緒に弟子のリンリンを連れて行けと言われたけど、リンリンちゃんが念話できたりするのかしら。


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リンリンちゃんの本当の名前はツィーリンというらしい。そしておばあさんの名はバイメイニャン。

なるほど、老師の術で会話ができるようになるわけね。話し合いをすると言っても何も知らないけど。


まぁ、予想はつくけれど。侵略者であるゼルナム族との戦いで味方につけておきたいのでしょう。

少なくとも不可侵条約は結んでおかないと挟み撃ちにされるし。虫が約束を守るかどうかは賭けね。


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少年は戦力外だったから頭数に入ってなかったわ。ツィーリンさんは弓と体術の心得があるみたいね。

器用さも高いし、最初から技の達人でLPも高め。HPは少ないけどコレくらいなら問題ないわ。


ただ問題は装備がないのよね。武器は良いとして、防具は全身鎧とアクセがあったからこれでいっか。

弓持ちだと盾も使えないから、防御力の高い全身鎧は意外と良いチョイスかも知れないわね。うん。


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バイメイニャン老師にお出かけの挨拶をしたら、いきなり罵倒された。なに? 情緒不安定なの?

兜を捨てたとか何とか、全く心当たりがないというかそんな物もらってないけど。あ? やんの?


アイテム欄をみるとサイコメットなるものが。ははん、これでネフト族と意思の疎通を図るのね。

ん、もしかしてツィーリンさんに装備させるまで道具欄一杯だった? あら失礼しました、うふふ。 


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草原を南に抜けると、そこはすぐネフト族の巣。なんかさっそく人型っていうか二足歩行がいるわ。

これがネフト族? なんだ、虫っぽいって言ってたけど思ったより普通の造形してるじゃないの。


言葉が通じないっていうのは、単に使用している言語が違うとか、発音とかそういう話だったのね。

じゃあさっそく、老師が持たせてくれた不思議なメットで初めての異種族交流、やってみましょうか。


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戦闘になった。話し合う余地なんて一ミリもなかったわ。って、名前がゼルナム族になってるけど。

道理で外見と一致しないわけだ。何しに来たのか知らないけど、カタリナさんと会ったのが運の尽き。


とりあえず全身の皮を剥いで穴という穴にブリュンヒルドさんを生けてやったわ。一丁上がり、と。

それにしても、思ったより早い襲撃だったわね、ゼルナム族。ネフト族の連中は無事なのかしら。


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いた。今度こそネフト族に間違いない。見た感じは、ちょっとイキってるカマキリみたいな感じね。

サイコメットを使って意思の疎通を図ったけど、頭の中には食べ物のことしか無いみたい。呑気か。


今にも自分たちの住処が襲撃者たちに奪われようとしてるのに。あまり住処には頓着しないのかしら。

というか、肉としか言わないんだけど。何なの、肉、肉って。どうしてまっすぐこっちを見てるの?


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およそ会話は不可能と思われたネフト族だけど、一番奥まで行くと淀みない思考のネフト族がいた。

とても同じ種族とは思えない会話能力の高さ。どうやら、ゼルナム族というのはアビスの者らしい。


ということは、そのゼルナム族のルーツを追えばアビスゲートに辿り着ける可能性も高いって訳ね。

まぁでも話の続きは、この不届きな招かれざる客たちを一匹残らず始末してからにしましょう。


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ネフト族の巣に侵入してきたゼルナム族を殲滅し、草原の平和を守るため共同戦線を結んできた。

何もかもうまく行ったし、妙にツヤツヤした老師もごきげんだ。トーマスさんは死んだ目だけど。


乱れた着衣を直す気力もないらしい。まぁいいわ。これもサラさんを救うためだと思えば安いモノ。

リンリンちゃんの秘めた力を開発するのもいいけど、やっぱり頼りになるのは馴染みのトーマスさん。


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さて、こちらの約束は果たした事だし。そろそろゲートについて情報を提供してもらいましょうか。

とはいえ、相手がアビス勢力となると、もうムング族だけでなく東に住む人間全てに関わってくる。


どうやら東には都があるらしい。てっきり少数民族が散り散りに遊牧してるだけかと思ってたわ。

そこが東の国の本拠地ってわけね。良いじゃない。西からきた救国の英雄様を迎える栄誉を与えるわ。


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おー、ここが都ってわけね。なかなか立派な街じゃない。あら、門番さん、熱心ね。ご苦労さま。

いや、カタリナさんは別に怪しい人間じゃないわよ。そうね、老師の知り合いと言えば分かるかしら。


西の服装だと奇異に映るのは仕方がないわね。まぁそういうものだと思って頂戴。さ、通してくれる?

ああ、このままエスコートしてくれるのね。って、えっ、ちょっと? 何でがっちり両脇固めるの?


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ガシャン。通されたのは、立派な鉄格子付きの客間・・・ではないでしょ。外鍵掛かってるし。

かといって牢屋にしては調度品が豪華だけど、これ、明らかに客人を入れる場所じゃないでしょ?


なに、カタリナさん何か悪い事した? うーん。東に来てからはまだ何もしてないはずなんだけど。

アビスの勢力を追い返す話のはずが、どうやら招かれざる客はカタリナさん達の方だったようね。