いつもの楽観的な考えのまま、何の準備もせず無計画にアビスへと突っ込んだカタリナさん達。

右も左もわからぬアビスの地で待ち受けていたのは、一度は倒したはずの魔龍公ビューネイだった。


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あっちじゃベビー、バード、ドッグのオプションが付いてたけど、こっちはなんか亡霊っぽい。

ふーん、まぁそれが真の姿ってわけ。まぁ別に良いけど。虫けらに倒される定め()は変わらない。


そういえば、アースライザーなんていう前衛攻撃があったわね。またワールウィンドできちゃったし。

でもあの頃に比べたら強くなってるし、カタリナさん以外は回復術もお手の物よ。スキはないわ。


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そしてこの攻撃力。龍神烈火拳で3kオーバーのダメージが出るから、分身剣と合わせて最低5kね。

トーマスさんは玄武術で回復と地相変えを担当してるし、ノーラさんは回復担当。これが限界ね。


ミカエル様は一応攻撃も回復もできるけど、どっちも主力とは言い難いので勘定に入ってません。

四魔貴族戦は勝負を焦って攻撃するより、回復厚めで戦う方が安定。攻撃役は二人でも充分かしら。


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ビューネイもさすが四魔貴族を名乗るだけあって簡単には首を取らせてくれないわ。3連打が痛い。

ふふん、でもまだまだ余裕。3人がかりで回復していけばジリ貧なんてことはないはず。・・・。


勝負に焦りは禁物だけれど、結構攻撃してるのにまだ死なないの。そろそろしんどいんですけど。

特に高速ナブラが痛い。回復役が減ると一気に形勢が悪くなる。全くしぶといわ。早く死になさいよ。


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あーちょっと、なに凝視? で魅了ってマズいマズいマズい。一番最悪なパターンじゃないの。

せめて死んでくれればそれ以上マイナスにはならないのだけど。それに地相も蒼龍に戻ってるし。


神秘の水でノーラさんを回復させるとして、エレンさんは自己回復、カタリナさんは攻撃続行。

毎ターン999回復されてちゃいくら削っても焼け石に水よ。これは立て直すより強行突破かな。


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無理・・・。魅了された二人が沈んだのはいいけど、もうトーマスさん一人で回復は間に合わない。

なんとか地相はニュートラルに戻したけど頼みのエレンさんもWPが尽きたし。さてどうしましょう。


自分が苦しい時は、相手も苦しいはず。むしろ前半はこっちが押してたんだから向こうも死にかけ。

お互い死力を尽くした激闘ね。後は単体攻撃で上手くダメージを分散してくれればなんとかなるかも。


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からの全体攻撃はずるいわ。ここで新しく技を閃いてからの止めとかいう奇跡的な展開は起こらず。

全体攻撃を回復する手を考えるとやっぱり一人も死なないのが最低条件ね。陣形からミスってるわ。


しかし厳しい。勝ちの目が見えない。最初は調子良かったのに魅了の見切りがないのが痛かった。

状態異常とHPを同時に回復できるナースヒールはミカエル様だけ。この戦いのキーパーソンね。


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ああ、ダメだった。一縷の望みを託して最後は総攻撃を仕掛けてみたものの、余裕で受け切られた。

陣形を変えて出直しね。アースライザーを受けるのがカタリナさん一人になるだけでも大分違う。


魅了に関してもトーマスさんとミカエル様、どちらか残ってれば回復はできる。そこは運任せね。

そしてその分回復はより厚め。全員常時HP満タンくらいを維持しておく。よし、完璧なプランだわ。


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陣形をスペキュレイションに変えて再挑戦。この陣形の良い所は、前列・中列の攻撃力と素早さUP。

その代わり、後ろの二人は素早さがダウン。回復役の素早さが遅いのは気になるけど、仕方ない。


多分、与えるダメージが低すぎて戦闘が長期化するから、後手に回って苦しくなってくると思うのね。

エレンさんのWPも切れちゃうし。だから形勢が悪化する前に高威力スキルでガンガン攻める作戦よ。


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龍神烈火拳で4899! かなりの威力になったわ。コレならうまくすれば毎ターン8kは削れる。

いくら四魔貴族ったって10万も20万もHPあるわけじゃないんでしょう。自動回復がなければ平気よ。


できれば10ターン以内にケリを付けたいわ。WPとかを考えてもそれ以上の長期戦は難しいからね。

それだけ手こずると結局回復に取られる割合が増えて、ジリ貧で押し切られちゃう可能性が高い。


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う~ん、まだこれでもWPが尽きるほうが早いか。途中からカタリナさん文字通り死んでるからなぁ。

ちゃんと毎ターン分身剣で削れてたら良かったと思うんだけど、3連撃集中されたら死んじゃうのよ。


で、起こそうとしてる間に全体削られたり状態異常で回復が間に合わなくなっていくパターン。

でもさっきよりは健闘してるはず。きっと後ひと押しよ。前を向かなきゃ、未来は見えないわ。


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目の前は闇に閉ざされていた。何回やってもダメだ。全く歯が立たないわ。根本的な対策が必要。

なんだけど、もう元の世界には戻れないから、音波対策装備を持ってくるとかは出来ない。詰んだ?


よし、仕方ないわね。もうビューネイは一旦置いといて、先に他の四魔貴族を倒しに行きましょう。

まぁ楽には倒せないでしょうけど、1匹は何とかしたい。そこから突破口が見つかるかもしれないし。


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ビューネイの巣の隣は、煮えたぎるマグマに浮かぶ炎の館。火術要塞ってことは魔炎長アウナスね。

アウナスか・・・カウンターと炎の壁が厄介な相手だったわ。龍神烈火拳でゴリ押しは出来ない。


ひょっとしたらビューネイ以上に大変な相手かもしれない。ただあんまり強い印象はない・・・。

いえ、油断しているとビューネイのように足元をすくわれる結果になる。ここは気合入れて行くわ。


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え、なにこれ。どういう生き物? 逆三角形の体格にキレイに禿げ上がった頭の割りに長いひげ。

っていうと武術の達人みたいに聞こえるけど、実際は炎に包まれた生首。ひげが燃えないのが不思議。


定めには逆らえないってのはどういう意味かしら。ここでわざわざ待ち受けているのと何か関係が?

カタリナさんたちの命運がここまでとでも言いたいの。上等だわ。悪いけど、最初から本気出すわね。


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魔炎長アウナス出現! あっちの世界のアウナスはまだ若い男の姿をしてたけど、本体は妖怪爺ね。

言っちゃ悪いけど、人相も悪いから磔にされて火炙りの刑に処されてる死刑囚にしか見えないわね。


だいたい何なのよのその重力に逆らった色鮮やかなマントは。さすが600年前の流行は今と違うわね。

昔の泥棒がそんな感じの風呂敷背負ってるイメージ。控えめに言ってファッションセンス絶無ね。


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熱い! 火炎痛すぎるんですけど。こんなもん何回も受けていられないけど、耐熱装備もないし。

ただ王家の指輪を装備したカタリナさんが先陣を切ってるお陰で、死神の鎌は大分無効化してる。


ヒートウェイブもそこそこ痛い、バードソングは無視していい、でも全体攻撃ばかりできつい。

まずは地相を変えないと回復するわ炎の壁が襲ってくるわで、息を付く暇もない怒涛の攻撃。


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あと失敗したのが、エレンさんに翼のお守り装備してたのね。そのせいでエアスラッシュが特効。

エレンさん全身鎧だから、アクセは無いよりマシと思ってたけど、無いほうがマシだったっていう。


ちなみにカタリナさんは普通に炎の壁で削り落とされて最初にダウン。仕方ないでしょう位置的に。

あぁ、アウナスもこれは無理かしら。となると、やっぱりアビスに来る前からやり直すしか・・・。


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何とかカタリナさんを起こしてもらったものの、今度は凝視で石化。最悪だ。回復手段がない。

ぴこーん。諦めかけたその時、ミカエル様の頭に懐かしの電球が。閃いたのは、S級スキル無双三段!


ああ、カタリナさんが石にされてミカエル様の怒りに火が付いたのね。これぞ愛の力・・・ぽっ。

なんて馬鹿な事言ってる場合じゃないわ。全滅したら元の木阿弥。とにかく何をしても勝たなくては。


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ミカエル様怒りの無双三段は、もちろん直接攻撃なのでもろにカウンターが決まってしまいましたわ。

だから双龍波だったのに。ああ、でもそれ程形勢は悪くないかも? 石になったカタリナさんは無敵。


無敵だからファイアウォールも受け付けない。自分で石にしといて生身と区別付かないって馬鹿なの。

でもこれは逆にチャンス。カタリナさんがアウナスの攻撃を無効化してるうちに、攻撃すれば行ける!


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魔炎長アウナス撃破! エレンさんは特効のエアスラッシュ貰っちゃって沈んだけど、よくやったわ。

最初に倒したのがビューネイじゃないのは癪だけど、ようやく四魔貴族を一匹倒す事が出来たわね。


厳しい戦いだったけど、王家の指輪で即死を回避できたのと、石化で炎の壁を防げたのが良かったわ。

まぁ石化に関しては凝視の見切りがなかった故の偶然で、怪我の功名ってやつだけど。結果オーライ。


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死闘を物語るLPの減り方よ。特効装備だったエレンさん、LPが残り2まで追い詰められてたわ。

ここでロストしたら終わりよ。補欠の少年は、武器もないからエレンさんの代わりは務まらないし。


勝てたのは偶然だったけど、この勝利は大きい。ミカエル様が無双三段を覚えた事で攻撃面も頼りに。

ビューネイにやられて絶望してたけど、ギリギリ首の皮一枚つながったわ。さて、次はどいつかしら。