万全の体制で迎えたはずのラストバトル。終始有利に思えた趨勢は、絶望の始まりでしかなかった。

まるで弄ばれるかのように徐々に激しさを増す攻撃。次々と倒れていく仲間たち。絶体絶命の大ピンチ。


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更に間が悪いことに、ラスボスは何段階も変身を残しているらしい。今まで抑えていた力を開放?

はっ、最悪って、考えられる余裕がある内は最悪じゃないのね。本当の最悪は思考が停止するもの。


カタリナさんは攻撃するしか無いから選択肢はないけど、トーマスさんの行動は何がベストかしら。

自分を回復か、もうひとりの回復役ノーラさんを起こすか、カタリナさんに全てを掛けて回復するか。


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一縷の望みを掛けて、ノーラさんを蘇生。だけど、その間にトーマスさんが倒されてしまった。

王家の指輪で毎ターン回復してるとはいえ、もうカタリナさんのHPも安全圏ではなくなったわ。


次に全体攻撃を受ければ、間違いなくノーラさんは死ぬ。カタリナさんも、耐えて2ターンでしょう。

全力で攻撃して倒せれば良いのだけど、今モードチェンジしたばかり。とても押し切る力は、ない。


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・・・。もう、これしかない。生命の杖が持つ、1度きりしか使えない固有技、シャッタースタッフ。

これを使えば、全員の体力を回復できる。だけどこの技は、生命の杖そのものを犠牲にする回復技。


序盤から、ずっとお世話になっていた生命の杖。パワーヒールに救われたことは1度や2度じゃない。

できれば失いたくない。だけど負ければ全てが失われる。今までありがとう。そして・・・ごめんね。


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常闇のアビスに、希望の光が迸る。生命の杖に眠っていた全ての力が、煌々と燃え上がっている。

その光のなんと暖かな事か。絶望に塗りつぶされそうになった心が、再び勇気で満たされていく。


ミカエル様の生命の杖。たとえ形は砕け散ったとしても、希望の光が潰えることは二度とないわ。

さぁみんな。目を覚まして。ここまで来て、世界が終わるのを眺めているなんてまっぴらでしょう。


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生命の杖は皆の命と引き換えに砕け散った。それはもう、見事な散り様だったと言いようがないわ。

だけど、感傷に浸るのはこの戦いに勝ってから。これほどの代償を払ってもまだ全快とはいい難い。


よくもやってくれたわね。正直、世界を救うなんてぼやけた目的じゃいまいち気合入んなかったのよ。

貴方はカタリナさんの大事なものを奪ったの。死ぬより辛い目に合わせたげるから、覚悟しなさい。


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しかし、熱くなってはいけない。こういうときこそ冷静に。もうノーラさんは回復ができない。

つまり、攻撃を凌いでいくとなると必然的にナースヒールを持つミカエル様が回復役に回る事に。


でもそれで全体攻撃を何度も凌ぐことはもう無理だと思う。幸いにも死んでたお陰でWPも残ってる。

ミカエル様も攻撃に参加してもらって、4人がかりで叩きましょう。これが文字通り最後の攻撃よ。


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カタリナさんの分身剣が命中し、再び何らかのアクションを見せるラスボス。また形態変化?

もういい加減にして欲しいんだけど。せっかく立て直した所だけど、次の攻撃は予測が付かない。


というか、もう凌ぐ力は残ってない。さて、一体どんな変化が・・・あれ、色薄くなってない?

唐突に色を失った世界が一面光に飲みこまれていく。もしかしてこれ、やっちゃったのかしら?


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と思ったら再び現れた。場面転換しただけ? 期待させておいて・・・って、ちょっとどこ行くのよ。

またしても消えていく。なに、一体何が始まってるのこれ。まさか倒すと世界が崩壊するって落ち?


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破壊するものの暴走した力は、死食を生み出していた死の星さえも飲み込み、大爆発を起こした。

惑星の爆発に飲み込まれて無事で済むわけがない。きっと、世界は一度滅亡したのでしょう。


それから、なぜかわからないけど世界は再生したんだわ。きっと、サラさんと少年の創造の力ね。

だからか、全てが元に戻ったわけじゃないみたい。最果ての島が最果てじゃなくなってたし。


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カタリナさんは当然、ミカエル様とロアーヌへ戻ってきています。突然のお呼び出しに、謎の前フリ。

いったい、何を仰りたいのか分かりません。ミカエル様の深遠なるお考えには及びもつかないのです。


ですが、一度はマスカレイドを奪われるという大失態を演じたカタリナさんに、次はありません。

そうです、マスカレイド。倉庫に放りっぱなしでした。まさかそれがバレて咎められているのでは。


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一旦落ち着きましょう。カタリナさんは世界の宿命にさえ打ち勝った女。泰然としてればよいのです。

ちょっとだけ声が固くなったかも知れませんが、いささかの動揺も顔には出ていないはずです。


えっと、ミカエル様の仰るお父君というのは先代ロアーヌ候、フランツ様の事でございますね?

ふぅ、少し落ち着いてきました。どうやらマスカレイドとは何の関係もない話になりそうですね。


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からの変化球。安心した所でいきなりマスカレイドの話に戻ってくるとか、もう心臓が止まるかと。

こんなにビビったのは、就寝中に胸元のマスカレイドを寝ぼけてウェイクアップした時以来ですよ。


や、やはりマスカレイドを持っていないのがバレているのでは・・・よく考えたらそれはそうですね。

ミカエル様が加入されてから、カタリナさんがマスカレイドを使ってる所を見てないでしょうから。


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マスカレイドは聖王遺物であり、代々ロアーヌ候の妻に受け継がれてきた国宝とも呼ぶべき小剣。

言われてみれば確かに、何故フランツ様はそんな大事なものを一介の侍女に持たせたのでしょうか。


ウェイクアップすると大剣になるマスカレイドは、モニカ様には手に余る代物では御座いますが。

カタリナさんも単に護衛のために持たせて頂いたと思っております。でもどうして今更そんな話を?


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!! ミカエル様・・・! まさか。それはつまり、正式なマスカレイドの持ち主として、ですか?

ああ、この日を何度夢見たことか。ミカエル様、とても嬉しゅうございます。謹んでお受け致します。


マスカレイドは奪われ、生贄にはされ、牢にも入れられ。思い返せばろくな人生じゃなかったわね。

でも・・・生きてて良かったわ。これで晴れてミカエル様の妻として、本当の人生が始まるのね。


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ところで、あの・・・そのマスカレイドなんですけど。実は今、その、手元になくてですね。

ちょっと倉庫に取りに行ってきてよろしいでしょうか。いえ決して蔑ろにしていたわけでは。


あの、本当です。自分で持ってるより倉庫に仕舞っておいた方が失くさないで済むかな、なんて。

あれ、確か倉庫にしまったよね? 記憶にないけど。多分あるはず? ・・・さ、探してきまーす!


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トーマスさん。玄武術と槍術の二刀流で影になり日向になりパーティに貢献してくれました。

最初の方こそ頼りなかったものの、最後は回復から攻撃まで何でも出来るスーパーサブに。

でももっと術を覚えさせておけばよかったかも。サブコンテンツのトレードも楽しかったね。


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ミカエル様。加入時期が最も遅く、戦力的には遅咲きでしたが、その存在感はさすがでした。

アスラ道場で色々と技は覚えたものの、いまいち頼りなかった決定力が無双三段で一気に急上昇。

あの時、アウナスにやられていたら、最後の破壊するもの戦でも諦めていたかも知れません。


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エレンさん。鬼火のファイアーボールで即死してた小娘が、今じゃこんなに立派になって。

体術だけじゃ軟体生物相手に辛いかと思って斧も覚えさせたけど、必要なかったかな。

龍神烈火拳ばかり使ってたけど、練気拳も内勁も集気法も、まるで隙がなくて、頼りにしてたわ。


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ノーラさん。加入時期は1人目と最も古いメンバーだけど、殆どパワーヒール役だったね。

まぁ、棍棒はなかなか良いのが手に入らないし、相性も合って使いにくい所もあるから仕方ない。

でもノーラさんが居てくれたから、皆安心して戦えてた。そこには本当に感謝しかないわ。


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カタリナさん。最終的には分身剣しか使ってないけど、実は乱れ雪月花とかも使える大剣の申し子。

といっても霧氷剣覚えるまでは全体攻撃も出来ないし、ずっとブルクラッシュしか出来なかったの。

まぁそれは大剣の系統の問題であって、カタリナさんは常に最強でしたけどね。色んな意味で。


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お疲れさまでした! これでカタリナさんの物語は幕を閉じます。

本当は全キャラやろうと思ってたんですが、ちょっと長すぎましたね。

まぁ、気が向いたらもしかしたらまた別の主人公で書くかも知れませんが。


ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございました。

変なキャラ付けされて不快に思われた方は、申し訳ございませんでした。

また機会がありましたら、よろしくお願い致します。